すぎもとの部屋

こんな所まで見ていただいてありがとうございます


なぜ「年末」を作ろうと思ったのか

と言いますと、わたしはプレイステーションのトゥルーラブストーリーが大好きで特に2なんかは合計100プレイほど遊んでしまったりしたのですが、このゲームには女の子と会話するシーンが多々あるわけで学生の頃女の子と喋りたかった私なんかにはそりゃもう堪らないゲームだった訳なんですけども、そういったウハウハな会話はゲーム中では全部「『.....』〜〜さんと仲良く会話した」とかいった風に適当に処理されておりました。これはおそらくプレイヤーの想像でそういった所は楽しんで欲しいという開発者側の配慮と思うんですけど、やはりこんな私ですから思いつくのは「古いゲームの会話をしている俺と彼女」とか「プロレス話で盛り上がる俺と彼女」しかない訳で、実際トゥルーラブプレイ中にはぼそぼそと画面に話しかけたりして周りの人に気味悪がられたりもしたわけですが、そのうちいよいよ我慢できなくなって「ようし、そんなら自分で古ゲーギャルゲーを作ってしまえ!」と思い立った訳です。どうですか。


開発秘話?

幸いアスキーからウインドウズ用に恋愛シミュレーションツクールなるものが発売されておりまして、早速購入してみたのですがよく考えると自分の使っているパソコンはiMacだったりしたわけでそれからバーチャルPCを入れたりCPUアップグレードカードを持ち金はたいて買ったりしたわけですが、結局はトラブル続きで嫌気がさしてネット通販で激安PCを買うに至りいよいよ後に引けなくなったりしたのですが、開発環境よりも問題なのは本人の持続力というかやる気というか、開発開始から半年程度は非常にだらだらと進めていたせいで最後の2ヶ月は地獄を見ました。そもそも性格がぐうたらなせいで折角協力スタッフの方々が手伝って下さっているのにうまくお願いが伝わらなかったりと非常に御迷惑をかけてしまいました。開発者ページがなんとか軌道に乗ったような感じになるまでは、本当にこのゲーム1年で完成するんだろうかと疑心暗鬼でした。最後は見切り発車でリリースしたんですけどね。


キャラクターについて

タイトルの『年末の過ごし方』は御存知の方も多いかも知れませんが某美少女ゲームのタイトルの真似です。そのゲームは眼鏡の女の子しか出てこないと言う私にとってはパラダイスのような設定だったわけで、もちろん私もそうしようと思いました。で、最初に作った4人がここにイラストで出ているなむこ、じゃれこ、アタリスキー、こな美です。前の2人がヒロイン、後ろの2人が準ヒロインのつもりだったのですが、協力スタッフの皆さんのお力で非眼鏡キャラが眼鏡キャラの数を抜いてしまったりしてもうびっくりでした。言うまでもなく、なむこはTLS2で一番好きだったかすみのイメージです。台詞もかなり頂いております。じゃれこは波多野っち、アタリスキーは丘野さんおよびTLS1の後藤さんですな。こな美は特に意識していなかったはずなのですが、よく考えたらTLSシリーズの次に好きな「ひざの上の同居人」の猫たちが入っているのかも知れません。無意識って恐いですねぇ。


これからの「年末」について

まだバグも完全に取れていないうちに何を寝言を言っているんだとのお叱りを頂きそうですが、Web版では容量やもろもろの理由で実現不可能だったMP3のBGMをふんだんに使ったCD-ROM配布版を作ろうと考えております。おまけとして、『年末の過ごし方・元ネタ大辞典』等が同梱される予定です。あとは夏頃にでも体験版くらいのサイズでその後のメガドラ研を描いたゲームというか読み物みたいなのを密かに出せたらいいなぁとか考えております。たまに『続編はどうするの?』とか聞かれるのですが、もうこんなキツい思いはしたくないというのが本音ですが、勢いで作ってしまうかも知れません。

ご感想やバグチェックはいつまでもメールで受け付けまして、バージョンアップしていきたいと思いますので、今後ともどうか「年末」をよろしくお願いします。最後にこの場を借りまして、ネット配布にこぎ着けるまでに応援して下さった皆様、そしてもちろん協力スタッフの方々に感謝しつつ、終わりにしたいと思います。

2001年1月10日 すぎもと


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