図面屋さんの部屋

はじまりはさりげなく


最初はたしかこっそりと、あくまでさりげなく年末のコーナーが出来ていて「なんだろう。何がはじまるのだろう」と興味深々にみていたのが2000年初頭の頃でした。
それがやがて、すぎもとさんによる一大プロジェクトであることを知り、「共謀者募集」というコメントが書かれていたので恥ずかしながら真理男の案をすぎもとさんにメールしたのが忘れもしない2月25日のことであります。


なぜ真理男だったのか

すでにその時点で女の子キャラの設定が完成しており、クリッカブルマップによる各キャラのグラフィック画像が表示されていたので「ああ、もうメインの女の子キャラを今更追加するのは無理だな」とメインの女の子はあきらめました。
そこでまず、無茶でクレイジーなメガドラ研の部長というのが存在する設定だったので、部長を阻止するライバルが必要だと考えました。
部長はメガドラ研なので当然セガ派。と、なるとライバルは当然任天堂キャラとなるはず。
幸い任天堂キャラの設定がまだ出ていなかったので「主人公が通ってる大学の理事長の息子であり、二天堂財閥の一人息子という設定にして「二天堂 麻里男」というキャラにしました。
名前はいつのまにか「真理男」に変わってしまいましたが、、。


イベントなど


その後、少し凍結状態(のように思えた)年末プロジェクトも去年の年末(ああ、ややこしい)には進行も波に乗り、各キャラのイベント作成という工程に入りました。
基本的に自分の考えたキャラのイベントを考えるという感じだったので私も真理男のイベントを考えるつもりでしたが、すでにキャラ発生タイムテーブルも出来ており、真理男とキャロリーヌ(作者:麻生くん)が常に一緒の行動となっていたため、真理男のイベントというよりもキャロリーヌメインのイベントを考えることにしました。
この辺は本当のところ麻生くんと話し合いをして決めていきたかったのですが、それも難しいことなので勝手ながらキャロリーヌのイベントをいくつか考えさせていただきました。
しかし、麻生くんのキャロリーヌのイメージがどういう感じなのかわからなかった為、あまり個性が出ないようなおもしろみのないイベント案しか出てこなくて麻生くには本当に申し訳無く思っております。
とはいえ、ゲーム中に自分の考えたイベントが出てくると何か嬉しいような恥ずかしいような感動が湧いてきます。
ただ、他のスタッフのきっちりキャラ設定されたイベントに比べると自分のイベントは「だから何?」と突っ込まれそうな中途半端なイベントなので自分のボキャブラリーの無さを痛感しました。
真理男はすぎもとさんが完全な悪役に設定していただいた為、結果的には個性的なキャラに仕上がったのではないでしょうか。「極悪」「非道」という他のキャラにないポジションをいただき、そういう意味では幸せなキャラです。
余談ではありますが真理男には一応細かい設定をしていて、唯一の親友がファミコンロボットだとか、目立たない弟がいるとか案があったのですがゲームに生かされなかったのは多少心残りですねえ。もう少し早くからこのゲームのシステムをわかっていればどうにか入れたかったイベントです。


最後に


「年末の過ごし方」に少なからずかかわったことは私にとって楽しい思い出となりました。この機会をあたえてくださったすぎもとさん並びに他のスタッフの皆様に感謝しつつ、この辺で!


March 24, 2001 図面屋

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