★サイレントデバッガーズ(PC-E/DATA EAST/1991/3D-STG)


そもそも私はいい加減なゲーム(良い意味で!)が好きでヌルプレイヤーなのですが、ごくごくたまに骨太なゲームが遊びたくなるわけです(半年に1回くらい)。そんなこんなでせっかくのPCエンジン月間ですから1発腰を据えて昔挫折した「サイレントデバッガーズ」に大挑戦!ってなわけですが、やっぱ難しいぞコレ。
このゲームを知らぬ御仁も多いでしょうからストーリーから紹介しますと時は宇宙世紀。主人公すなわちプレイヤーはデバッガーという金さえ貰えば何でもする闘いのプロというイカす設定です。んで今回は事故で廃船になった貨物ステーションに、「シャトルが10隻キャッシュで買える」お宝が眠っているという噂を聞き、ベーマガの影さんに似た相棒と来た訳です。まあトレジャーハンターみたいなコトもやるよって感じです。
んでシャトルに着いた途端に現れるモンスター。さらに帰り道まで塞がれた挙げ句、自爆装置まで作動し始めます。残り時間は100分!助かるには自爆停止装置のあるレベル6まで降りて行かねばなりません。モンスターやシステムの解析は相棒に任せてプレイヤーは船倉から沸いてくるモンスター退治担当になるわけです。
デバッガーの心得その1:通常兵器は全然効かねぇ!
はじめはすぐ死んでしまいます。理由は簡単でノーマル弾が効かねぇんです。特殊兵器を使うようにしましょう。私は通常MEGA BEAMER(2秒でチャージ・発射可能になるビーム銃)を使って緊急時にGRENADE LAUNCHER(連射出来るけど5発しか撃てない超強力弾)を使いました。戦法は基本的にヒット&アウエーで、最後までコレで行けます。すぐ死ぬから駄目ゲー扱いしてサイデバを放ったらかしにしていた人、レッツチャレンジ!
デバッガーの心得その2:大体のマップは覚えとけ!
サイデバの面白さにはプレイヤーが守らねばならない陣地があるという点が大きいと思います。自分たちの陣地は大きなエレベータみたいな感じでそのレベルのモンスター(貨物ブロックにいる)を全滅させると1レベルづつ降りていける訳ですが、陣地にある照明管理室、センサー管理室、弾薬庫、バッテリー補充室にモンスターが侵入するとその部屋の耐久力が下がり、0になると使用不能(又は船の機能停止)になり大変ヤバくなります。相棒がモンスターの侵入を通信で知らせてきますからすぐに駆けつけて退治せねばなりません。こまめにマップを見る、自分で絵を描いてみる(笑)などして自分の位置の把握しときましょう。覚えるとスゲぇゲームが面白くなってきます。
クリアまでの時間制限のあるゲームは古くはFCのワイワイワールドに始まり、SFCのセプテントリオン等ありますがバランスさえ上手く取ってあればこれほど緊張感があり刺激的なルールは無いでしょう。デバッガーズの場合シールドが無くなると10分間のタイムロスの後に復活できますが、私の場合2回やられてもぎりぎりクリア出来ました。当然最後はめちゃくちゃ緊張しました。ここまで焦ったのはバイオハザードのラスボスとの死闘以来です。
ストーリーは察しのよい方ならレベル4までにはなんとなくラストが見えてくる程度かも知れませんが、ラストは結構熱くて感動できます。さすがDATA EASTです。HuカードにはHuカードなりの見せ方があるんだよって言われた感じです。
最後に1つ、
デバッガーの心得その3:ヘッドフォンで遊ぼう!
...ってな感じで是非皆さんも一気解きして(そうするしかないけど)サターンかプレステでのエキサイティングになるに違いない続編を待ちましょう。最後にTO BE CONTINUED ! って書いてあることですし。ね?


By 杉本(最後のレオンの言葉に惚れた)


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